高濃度リキッドっていいですよね。
値段は高いけど、間違いなく効果が実感できるし、なんやかんや少ない量で効いてきます。
テルペンなどが入っているフルスペクトラムの高濃度リキッドは、低濃度リキッドよりもフレーバーが濃く感じる事ができます。ブロードスペクトラムはフルスペクトラムと同等の効能なのに安くて人気です。
特に、自然由来のフレーバーなら尚いいです。果実系のフレーバーも高濃度に限りますよね。
よりCBDを実感いている錯覚になります😂☺️
ちなみに、高濃度であればあるほど、耐性がつきやすくなります。たまにCBDを摂取しない日をとるといいでしょう。
よくあるCBDの問題
しかし、高濃度リキッドに限ってある問題が起きます。
白や茶色の結晶ができて吸えない
タンク内の液体が全部固まった
固まらないと言っていたが、結局固まってる
はい。よく聞きます。
しかしこれは、仕方ない問題なのです。
本記事では、「なぜ固まるか」「CBDの結晶を溶かす方法」をご紹介します。
高濃度リキッドはなぜ固まる?
答えは単純です。
温度や過飽和が起きるからです。
と言っても何のことかわかりづらいので簡単に説明します。
CBDを含むカンナビノールと言う成分は、油に溶けやすい性質を持っています。
高濃度リキッドにはこのCBDと溶液となるグリセリンで出来ています。
高濃度ならたくさんのCBDが入っていることになりますね。精製されたCBDは低温(常温)では結晶体なのですが、高温になると液体に変化します。
油に溶けやすいCBDはリキッド用のグリセリンで溶けます。
しかし、温度変化や過飽和やグリセリンの濃度などの問題で結晶化します。
そんなCBDがたくさん入っている高濃度リキッドも低温なら結晶化が進み、いずれは分離してしますわけです。これには溶かす側のグリセリン溶液の性質も重要ですが、完全に解けない高濃度リキッドは現状ありません。
高濃度になればなるほど結晶化の進むスピードも高くなりますし、常温でも余裕で結晶化します。
もちろん冷蔵庫で冷やすと、低濃度でも結晶が出来て固まってします。
さらにわかりやすく説明すると、小学校の時に理科の実験でミョウバンの結晶作りをしたと思いますが、それに近いです。
ここでは簡単に覚えておきましょう。
- 冷やすと固まる
- 濃度が上がれば常温でも固まる
なので、結果的に長時間放置してしまうような方は、結晶化を止めることは難しいです。
では、短時間でも結晶化してしまうほどの高濃度リキッドをお持ちの方はどうしたら良いか。
まずは、「CBDの結晶を溶かす方法」をご紹介しましょう。
「CBDの結晶を溶かす方法」
CBDに結晶を溶かす方法は様々ありますが、何点か紹介します。
自分のやりやすい方法を選んでみましょう。
ドライヤーで温める
こちらが最も安全に液体に戻すことができます。
用意するもの
- ドライヤー
- CBD
だけです。
手順はアトマイザーやタンクに向けて温風を当てるだけですが、火傷に注意しましょう。
CBDが液体になるまでには、素手で持てなくなるくらいの温度にする必要があります。
また、アトマイザーやタンクのプラスチック部が解けないように注意しましょう。
湯煎をして温める
これは面倒ですが、CBDの濃度を変えることなく液体にできる方法です。
文字通り、お湯の中に投入していきます。
用意するもの
- 水
- 鍋
- CBD
- タオルやトングなどの熱い物をつかめる物
この4つで大丈夫です。
温まったCBD容器を触るときにタオルやトングなどがあると安全に作業ができます。
ボトルタイプ(ガラス容器)の場合
ボトルタイプのCBDをお持ちの方は、ボトルがビン(ガラス)であることが前提の方法です。
では手順ごとに説明します。
1 ボトルの最低3分の2まで浸かるくらいの量の水を用意
スポイトや注入口のプラスチックが水に触れてなければ大丈夫です。
少し使用して量が減っている方は、リキッドの3分の2くらいが水に触れていれば大丈夫です。
2 お湯を沸かす
この時、ボトルを中に入れてはいけません。
3 沸騰したら火を止め、ボトルを投入
沸騰して、グツグツ泡が立ちますが、その泡が無くなったら投入のタイミングです。
この時、耐熱のコーヒーカップに入れるとやりやすくなります。
4 上下左右に振りながら溶かして終了
お湯に入れてから15〜30秒ほど待ち、火傷に注意してボトル内の結晶がなくなるように振ります。
オススメはトングなどで取り出し、タオルに包んでから降るといいでしょう。
内容を入力してください。私はもちろん素手で掴んでます。危険です😅
スポイトタイプならスポイト部にも結晶ができていると思いますので、スポイトをつまんだりすると溶けていきます。
溶けるまでお湯、振る、お湯、振るを繰り返すと溶けるはずです。
あとは、手で触れるくらいになったらアトマイザーに入れて吸うだけです😊
アトマイザー(タンク)をお持ちの場合
上記の手順にもう一つ加えると、アトマイザーの故障を防げます。
プラスチックタイプのボトルをお持ちの方もこの手順です。
必要なもの
- 上記の4点
- 耐熱ポリ袋
百円ショップに売っている一番小さいもので大丈夫です。
3 沸騰したら火を止め、ボトルを投入ですが、その前にアトマイザーをポリ袋に入れます。
袋に水が入らないよう確認をして投入。あとは振って結晶を溶かしていきましょう。
しかし、この方法は面倒です。わざわざポリ袋を用意するのは時間も金もかかります。
次は悪いやり方を紹介します。
直接火であぶる
いかにもヤバそうな方法ですが、結論やばいです。
怪我やCBD成分が死んでしまう可能性もありますが、筆者の悪い裏技です。
オススメはしません。完全自己責任です。
この方法はガラスでなければできません。ビンタイプやアトマイザーをお持ちの方限定です。
用意するもの
- ターボライター(絶対的にこれでなければダメです。)
- 軍手かトング
- CBD容器
ボトルタイプ(ガラス容器)の場合
1 火傷をしない位置で持つ
プラスチック部があれば、そこを持つようにしましょう。何度も言いますが、火傷は自己責任です。
2 ターボライターであぶる
火力は一番弱くして、指1本分離しながらあぶります。
底面、側面、底面の順番であぶります。
リキッドが泡立ってはいけませんので、ゆっくり。
3 振ってリキッドを溶かして終了
ボトルの上部やスポイト内部の結晶は溶かせません。あぶって振ってを繰り返します。
これはかなりリスクが高いですが、すぐ溶けます。しかしCBDの性質変化などを起こす可能性があります。ご注意を。
アトマイザー(タンク)をお持ちの場合
こちらが一番厄介で、一番困っている方もいるでしょう。
上記と手順は同じですが、あぶり方に注意しなければなりません。
2 ターボライターであぶるですが、あぶる箇所は1点しかありません。
ずばりタンクのど真ん中です。
上部や下部にはプラスチックやゴムがありますので、ここを溶かしてはいけません。
はずせるパーツは全て外します。
上部の吸い口はCBDリキッドが漏れないように外します。
そして、ターボライターを真横に倒してあぶります。
この時、ライターの火が消えないように火力調整をしてください。
ゆっくり火を近づけたり離したりしながらあぶります。
これで溶ければ終了です。
お疲れ様でした。
最後に
高濃度リキッドは基本的に固まってしまう物だと考えて欲しいですが、どうすれば固まらないか。
製造段階であれば固まらない対策はできますが、既に手元にあるリキッドで対策をするのは時間もお金もかかります。
単純にVape用のグリセリンを足すと固まりにくくなります。
CBD濃度は下がりますが、固まって吸えなくなるよりはマシかと思います。
こちらの記事を参考に薄めてみるのもオススメです。